外貨投資のメリット・デメリット

外貨投資のメリット・デメリットは?

外貨投資のメリットとデメリットについて
取り上げてみたいと思います。

 

現在日本では、超低金利政策が続いていますので、
金利を目立てに外貨への投資をする人も多いと思います。

 

確かに日本の金利の低さは異常なので、
米国やユーロ、オーストラリアなどの金利は確かに魅力的です。

なぜ金利目当てで外貨投資をしてはいけないの?

ただし、単に金利が高いからというだけで
外貨商品に投資をするのは危険です。

 

なぜなら、2国間の金利を比較する際には、
相手の国のインフレ率を考慮することが重要だからです。

 

つまり、外国のインフレ率が高いということは、
その通貨に対して円レートが高くなることを意味します。

 

また、高金利ということは、
それだけカントリーリスクが織込まれている可能性もあるのです。

 

さらに、現在は、外貨建商品は、
高利回りだとの認識が一般化していますよね。

 

でも、これも世界的に景気が下降期に入っていくと、
各国はこぞって金利を下げてきますので、
こういった点にも十分な配慮が必要になってくるのです。

 

ちなみに、米国は2001年には11回も利下げを行っていますが、
その時には日米の金利差が急激に縮小しています。

 

最近ではその後の米国の利上げによって、
日米の金利差もまた拡大してきていますが、
長期的に見れば、
またいつそういう状況になってもおかしくはありません。

 

なので、外貨投資をする際には、金利差だけではなく、
為替の変動や為替手数料なども含めて
総合的に判断するようにしましょう。

 

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為替の変動については?

為替の変動は、
外貨投資する際には必ずついてまわるものですので、
十分認識しておく必要があります。

 

特に、為替レートが円高に触れたために、
数か月あるいは数年分の金利など
いっぺんに吹き飛んでしまうということは十分起こり得ることです。

 

なので、世界経済や金融情勢に
対応した投資戦略をとることが大切になってきます。

 

最後に、
これはリスクヘッジという観点からのメリットになりますが、
ポートフォリオに国内商品だけでなく、
経済環境の異なる外貨建商品を組み込むことで、
効率的な国債分散投資ができるようになります。

 

以前は、外貨で資産運用といえば米ドル中心でしたが、
近年ではユーロが注目されています。

 

このような状況にも対応し、
ポートフォリオ全体に占める外貨建商品の保有比率についても
検討してみるとよいと思います。

 

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