購買力平価とは?/為替手数料は安い?

購買力とは?

購買力というのは、1単位の通貨を通貨を用いて
財やサービスを購入することができる能力のことをいいますが、
為替レートはその典型です。

 

例えば、1ドル=100円という為替レートの場合は、
1ドルを用いて100円を購入することができることを意味します。

購買力平価とは?

購買力平価というのは、
まったく同じ財やサービスを購入する場合、
通貨単位は異なっても、同じ価値を持つという観点から、
為替レートの適正水準を割り出すという考え方をいいます。

 

例えば、同じ牛肉100グラムの値段が、米国では5ドル、
日本では500円だとすると、
5ドルと500円は同じ価値を持つと考えて、
1ドル=100円という為替レートを算出するのです。

 

ただし、基本的に市場で形成される為替レートというのは、
購買力平価で求められた為替レートとは乖離しています。

 

しかしながら、中・長期的には、
徐々に購買力平価に収斂されていくと考えられています。

為替手数料は安い?

一般的に、外貨の取引には、為替手数料
というものが発生します。

 

これは銀行の外貨預金の場合ですと、
日本円から米ドルや米ドルから日本円に換えるには、
為替手数料としておよそ1円(1%)取られます。

 

さらに、これは片道1円なので、往復ですと2円になります。

 

しかしながら、FXの場合ですと、
各FX会社によっても異なりますが、片道0.05円(5銭)などと、
銀行の外貨預金と比較すると、はるかに為替手数料が安く、
約1/20ほどになります。

 

ちなみに、FX会社の中には、
手数料無料というところもありますから、
そのようなところと比較すると1/100ということになります。

 

例えば、銀行の外貨預金の為替手数料が片道1%の場合、
米ドルが1ドル100円のときに1万ドル買った場合の為替手数料は、
1万円(100円×1万ドル×1%)になります。

 

これが、FXの場合には、片道5銭ですと、
500円(100円×1万ドル×0.05%)となり、
その差は9,500円にもなります。

 

この例をみると、銀行の外貨預金の手数料が
いかに高いかというのがわかると思います。

 

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