外国為替市場とは?
外国為替市場というのは為替の取引を行う市場のことですが、
それはどこにあるのでしょうか?
株式の場合は、証券取引所という建物があって
そこで取引が行われています。
しかしながら、外国為替市場には、
株式のような取引所というものは存在しません。
外国為替市場の仕組みは?
外国為替市場はテレフォンマーケット、
またはスクリーンマーケットと呼ばれるように、
取引に参加している人たちの間に
電話やパソコンがつながっていて、
そこを通じて取引注文が飛び交う仕組みになっているのです。
テレビのニュース番組などでみたこともあるかもしれませんが、
例えば、銀行のディーラーと呼ばれる人たちのデスクには、
様々なモニター画面が設置されていて、そこに時々刻々と、
現在の為替レートなどが映し出されています。
この電話やパソコン画面を通じて取引相手を呼び出し、
通貨を売ったり買ったりしているのです。
なので、外国為替市場はどこにあるのかといわれれば、
それは世界中にあるということになるのかもしれません。
外国為替証拠金取引の証拠金とは?
外国為替証拠金取引というのは、
FX取引を行う際の担保として、
FX会社に一定の証拠金(保証金)を預けて、
その数倍〜数十倍の取引を行うことをいいます。
わかりやすく言うと、外国為替取引を少ない証拠金のみで
売買することが可能であるということです。
例えば、米ドルが1ドル100円のときに、
10万円の証拠金で1万ドル(100円×1万ドル=100万円)
買ったとします。
しかしながら、実際には、FX会社に
証拠金を10万円しか預けていませんので、
実際の売買の際には、
1万ドルを買うための資金が足りないということになります。
そこで、将来的にお金を返済しますという形で1万ドル分の円貨、
このケースですと100万円を借りてきます。
そして、次にこの借りてきた100万円を支払って、
1万ドルを買ってFX会社にこの1万ドルを預けるのです。
ただし、これはあくまでも考え方なので、
実際には、1万ドルを買うという取引以外には
このようなやり取りは行われていませんので注意してください。
ちなみに、10万円の証拠金で、
その10倍の100万円分の米ドルを買っているということを、
小さな力で大きなものを動かすテコの原理になぞらえて、
「レバレッジ」と呼んでいます。
この例では、10万円の証拠金で、
その10倍の100万円分の米ドルを買っていますので、
レバレッジは10倍ということになります。
なお、実際に取引できるレバレッジの倍率は、
FX会社によってことなりますのでFX会社のサイトなどで
確認してみてください。