金利差とキャピタルゲイン/スプレッドとは?

金利差とは?@

金利差というのは、
異なる2つの通貨発行国の金利水準の差のことをいいます。

 

マネーというのは、
常により高い収益を求めて世界中を駆け巡っていますから、
より高い金利水準の国の通貨が買われる傾向にあります。

金利差とは?A

といっても、為替レートの場合は、政治的な要因や
突発的な事件なども反映して形成されるものですので、
金利差は、為替レートに影響を及ぼす
唯一の要因ではありません。

キャピタルゲインとは?

キャピタルゲインというのは、
値上がり益のことをいいます。

 

為替や株式など、価格が変動する取引の場合、
それを安く買って高く売ることによって、
その差額をキャピタルゲインとして確保することができます。

 

ただし、買った後に値下がりすることも当然あります。

 

このような場合は、キャピタルロスが生じたといいます。

インカムゲインとは?

インカムゲインというのは、
株式の配当収入や債券の金利収入のことをいいます。

 

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スプレッドとは?

FX取引会社の手数料といえば、
主に外貨を売買する際の発注手数料がありますが、
これ以外にも実は隠れた手数料というものが存在します。

 

それが「スプレッド」と呼ばれるものです。新聞や雑誌などで、
以下のような表示を見たこともあるかと思います。

1ドル=110.50 − 55
   (BID)(ASK)

 

この表記は、FX取引会社では、2wayプライスと呼ばれていて、
通貨の買値と売値を同時に表示しているものです。

 

上記の表示ですと、現在1ドルの売値が110円50銭、
買値が110円55銭ということになります。

 

この売値のことをBID、買値のことをASKといいます。

 

もう少しわかりやすく言いますと、この表示では、
FX取引会社が「今は1ドル110円50銭で売ります。」または、
「今は1ドル110円55銭で買います。」
と表示しているということです。

 

このBIDとASKの差額、
この例ですと、5銭がFX取引会社の手数料、
すなわちスプレッドということになります。

 

この2wayプライスですと、
顧客は自分の取引する価格が一目瞭然でわかりますので、
取引上FX取引会社はごまかすことができないのです。

 

しかしながら、これが電話取引業者ですと、
ほとんどの場合この2wayプライスを表示していませんので、

 

一体いくらの価格でFX取引ができるのかがわからないだけでなく、
FX取引会社が実際とは違う不利な価格を提示してきたとしても、
顧客にはわからないのです。

 

こういうこともありますので、
やはり電話取引業者は避けた方が無難ということになります。

 

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