逆指値注文での利食いとは?

逆指値注文での利食いとは?

例えば、ある時点で、
111円でドル売り円買いポジションを保有しているとします。
その後ドルは順調に下落し107円台まで下落が進みました。

 

しかしながら、このとき、この下落がここで終わるのか、
それともまだ続くのかというのはわかりませんよね。
このようなとき、どうしたらいいのでしょうか?

具体的な逆指値注文での利食い方法は?

このようなときに、
逆指値の決済注文を109円に入れておくのです。

 

そうすれば、もし下落が終わって反転、
上昇を開始した場合でも、
109円で決済されれば2円分(111円−109円)
の利益を得ることができます。

 

一方、もしドルがさらに下落を続けた場合には、
逆指値注文を105円になたら107円に、
103円まで下落したら105円へと
決済注文を変更することによって対応していくのです。

 

こうすると、仮に下落が進んで、
105円に逆指値の決済注文を変更した場合には、
最低でも6円分(111円−105円)の利益が得られるだけでなく、
さらなる下落にも対応できるのです。

 

このように、トレンドに乗り、含み益が増えるたびに
逆指値の決済注文を変更していけば、
一定の利益を確保しつつ、さらなる利益を求めることができます。

 

このような利食いの手法をトレールストップといいます。

 

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逆指値注文とは?

逆指値注文というのは、損失を防ぐために、
指定した値段で外貨を売買する注文方法のことをいいます。

 

この逆指値(ストップ)注文は、
文字通り指値とは反対の意味で使います。

 

つまり、考えていたよりも
為替レートが下落してしまった場合に備えて、
あらかじめ損失の拡大を防ぐために、
やむを得ず不利な金額を指定して注文する方法です。

 

ちなみに、この方法を「損切り」といいます。

 

逆指値注文は、場合によっては
為替差損を最小限に抑えてくれることになりますので、

 

急激な為替相場の変動で、
今後の動きがよくわからないときなどには、
有効な注文方法となります。

 

損失を確定させるという行為は、
かなり勇気のいることではありますが、

 

損失が大きくなる前に決済するということは、
リスク管理の面からも実は重要な戦略の1つになり得ますので、
しっかり覚えておきたいところです。

 

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