損切りは必要?/トレール注文とは?

損切りは必要?

損切りが必要かどうかについては、
意見の分かれるところです。

 

ですが、FXでレバレッジを利用して投資をする人には、
損切りの決済注文は必須です。

 

これは、強制ロスカットや追加証拠金を
回避するためですね。

損切りとレバレッジ取引

レバレッジ取引というのは、
相場が自分の予測と逆に動いた場合には、
元手を失うだけでなく、
追加証拠金を要求されるリスクがあるからです。

 

毎回自分の予測どおりに相場が動けば
問題はないのですが、それは非現実的です。

 

追加証拠金を避ける唯一の方法は、
損切りによる決済注文を事前に入れておき、
資金管理をしっかり行うことです。

 

つまり、FXでは、損切りというのは投資方法ではなく、
資金管理の一環であるということです。

 

例えば、有名なところでは、
資金の10分の1の含み損が出たところで
機械的に損切りを行うという資金管理ルールがあります。

 

このルールで、
例えば100万円を元手に110円でドルを買った場合には、

 

1万通貨であれば100円以上にストップを入れ、
5万通貨であれば108円以上に、
10万通貨であれば109円以上に
ストップオーダーを入れることになります。

 

このように機械的に損切りを入れていく方法のほかに、
自分の相場観で損切りを入れていく方法もありますが、
これは非常に高度な手法になります。

 

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トレール注文とは?

トレール注文というのは、逆指値注文に
値幅指定機能を追加した注文方法のことをいいます。

 

わかりやすく言うと、為替レートの変動に応じて
自動的にレール、つまり道筋を引いてくれるものです。

 

通常ですと、逆指値注文は
あらかじめ指定した為替レートで決済されます。

 

ただし、為替相場の変動によって、
指定した為替レートではあまり効果がないようなときには、
その都度指値を変更しなければなりません。

 

しかしながら、このトレール注文を使うと、
為替相場の変動に応じて
逆指値(損切り)価格を引き上げたり、
引き下げたりすることができるのです。

 

つまり、為替相場の変動が激しいときに、
あらかじめ決めておいた逆指値注文にトレール注文を
付け加えることで、保有しているポジションのリスク範囲を
より限定的なものにすることができるということです。

 

為替相場は24時間動いていますから、
常時相場を見続けることは不可能です。

 

例えば、就寝中や外出時などに為替相場が
自分のポジションに有利な方向に大きく動いた場合、

 

トレール注文を入れておけば、
逆指値を自動的に変更してくれますので、
損失リスクが小さくできるというメリットがあります。

 

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