FX業者の取引コスト

FX業者の取引コストとは?@

例えば、ある取引会社で手数料は20銭とあったとしますと、
この手数料表示は多くの場合、
1通貨あたりの保有時に必要な金額で、
決済時の手数料は含まれていません。

 

例えば、ドル円の場合では、ポジションを保有するときに
1ドルにつき20銭(0.2円)が必要になります。

FX業者の取引コストとは?A

多くの取引業者では、
最小取引単位は1万通貨単位ですから、
1万ドルを保有した場合の手数料は2,000円となります。

 

ただし、手数料は決済時にもかかりますので、
1万ドルを決済するとやはり2,000円がかかり、
合計で4,000円かかることになります。

 

つまり、実際の取引では、保有時から1ドルについて40銭分
有利なレートで決済をしなければ利益にならないのです。

 

手数料20銭は一見安く見えますが、
実際の取引を考えるとかなりのコストです。

手数料はどのくらいを目安にしたらいいの?

手数料は、利益面や安全面も考慮しつつ、
片道10銭以下の取引業者を選ぶのが
1つの目安となります。

 

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良いFX業者とは?

単に手数料が安い業者が、
良いFX業者というわけではないので注意が必要です。

 

なかには、手数料を安くした代わりに、
為替レートやスワップポイントの値幅を広げて
利益を確保しようとするFX業者もあるからです。

 

当然ですが、FX業者もビジネスですので、
手数料、為替レート、スワップポイントのどれかで
収益を上げなければ事業が成り立ちませんので、
これらをトータルで考えることが重要になります。

 

為替レートに関しては、良心的なFX業者であれば、
常にマーケットの実勢並み、しかも銀行間で提示されるものと
同水準のレートを提示してくれるものです。

 

何も知らないと、
つい手数料の安さだけを考えてしまいがちです。

 

しかしながら、
良心的なFX業者であるかどうかを見分けるためにも、
同時に複数のFX業者に注文を入れてみて、
その時々のレートを吟味し、マーケットの実勢値と
かけ離れていないかを確認することが重要です。

 

個人投資家にとっては、取引手数料だけでなく、
為替レートやスワップポイントの値幅を含めた、
トータルなコストの安さをしっかり見極めたうえで
FX業者を選択することが大切です。

 

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