トレール注文の設定方法は?

トレール注文とは?

例えば、米ドルが1ドル100円のときに
1万ドルの買いポジションを持ったとします。
その後、為替レートが1ドル102円まで上昇しました。

 

ここで決済注文を入れると
2円の為替差益を得ることができます。

 

しかしながら、今後、
為替レートがさらに上昇しそうな予感がします。
このようなときに便利なのが「トレール注文」なんですね。

トレール注文のやり方は?

前述したように、
今後為替レートがさらに上昇しそうな予感がするときに、
トレール注文を使うと便利です。

 

ただし、為替相場に絶対はありませんので、
もし為替レートが下落してしまったら、
現時点での2円の為替差益はなくなってしまいます。

 

そこで、このような場合に、現時点で
1ドル101円に逆指値(ストップ)注文を入れておくのです。

 

こうすると、為替レートが下落した場合には、
1ドル101円で決済されますので、
1円分の為替差益は確実に得ることができるのです。

 

反対に、予測どおり、為替レートが上昇していった場合には、
それに応じてストップ注文を上げていけば、
為替差益は当初の2円よりも多く得ることも可能になります。

 

つまり、どういうことかといいますと、
為替レートが103円になったら、ストップを102円に上げ、
104円になったらストップを103円に上げていく
といったようにするのです。

 

これが「トレール注文」というものです。

 

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トレール注文の設定は?

このトレール注文を使うと、
確実に利益を取っていくことが可能になりますが、
設定する為替レートの幅には注意が必要になります。

 

というのは、為替レートの幅があまりにも小さすぎると、
すぐにストップにかかってしまうからです。

 

特にポンドが絡んだ通貨ペアは値幅の変動が激しいですから、
50銭(pips)程度ではすぐにストップにかかってしまいます。

 

とはいえ、そのあたりのところは、経験を積んでくると、
この通貨ペアの場合はだいたいこのくらいというのがわかってきます。

 

なので、初めのうちは機械的に行っていくのがよいと思います。

 

なお、このトレール注文は、
すべてのFX取引会社で使えるというわけではありません。

 

トレール注文を行う際には、
事前にFX取引会社の方を確認するようにしてください。

 

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