テクニカル分析をメインにした投資戦略とは?@
テクニカル分析をメインにした投資戦略としては、
過去のチャートやテクニカル指標を分析し、
将来の値動きに当てはめて投資を行うことになります。
FXでは、主として、
トレンドの発生を確認後にポジションを持ち、
そのトレンドが継続中かどうかの確認を続けて行います。
テクニカル分析をメインにした投資戦略とは?A
つまり、過去のチャートやテクニカル指標が
売買サインを出した後に、ポジションを持つことになります。
このテクニカル分析をメインにした投資戦略は、
リスクを最小限にする受動的な投資方法といえます。
ファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略とは?
ファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略としては、
情報を入手し、それを論理的に組立てて
将来のシナリオを作成し、
それに従った投資を行うことになります。
FXでは、主として
各種経済指標や各国要人の発言などを根拠にして、
シナリオを作成し、ポジションを持ちます。
このファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略は、
リスクが高い分大きな利益を得られる可能性が高く、
そういった意味では、
利幅を最大限にする能動的な投資方法といえます。
自己ルールを守るとは?
FXでは、自分で決めたルールを守らないと、
時として大きな損失を被ることになります。
例えば、1ドル=100円のときに、10万円の証拠金を入れて、
レバレッジ10倍で米ドル1万ドルを買ったとします。
このとき、米ドルが上昇して1ドル=110円になったときには、
為替差益が10万円となり、
10万円の資金が2倍の20万円になります。
そこで、さらに円安が進むだろうと思い、
前のポジションはそのままにして、
利益が出た分の10万円を証拠金として、
さらにレバレッジ11倍の米ドル1万ドルを買ったとします。
そうすると、ここまでの合計で
2万ドルの買いポジションを持っていることになりますが、
この時点で10%以上円高に進むと、
全ての資産がなくなってしまいます。
このように、人間の心理としては、一度利益が出てしまうと、
まだまだ利益が出せるのではないかと思い、
冷静な判断ができないまま、
次々と新たなポジションを建ててしまうものです。
さらに、一度利益が出ているので、
もう少しレバレッジを上げても大丈夫だろうと思い込んで、
どんどんレバレッジを高くしていきます。
レバレッジもはじめは5倍だったのに、
次第に10倍、15倍と高くなり、
しかも円安が進んでいるときに買っているので、
後から買うポジションほど価格が高いもの、
つまり高いものほど多く買っていることになっています。
こうなってしまうと、
利益の出るときは加速度的に増えていきますが、
為替相場が下落した場合には、
その損失も加速度的に大きくなっていきますので、
持っていた資金はあっという間になくなってしまいます。
これが、FXはハイリスク・ハイリターンといわれる所以であり、
レバレッジの掛けすぎは非常に危険であるということなのです。
よって、常に自分の決めたルール(リスク管理)に従い、
心に余裕を持ってFXに取り組むことが大切です。