ドル/円とプラザ合意、サブプライムローン問題と日本の株価大暴落...

プラザ合意後のドル/円の動きは?@

近年のドル円の動きというのは、
プラザ合意が起点になっています。

 

それ以降の為替相場は、大きくドル安に向かい、
当時の日本はバブル景気でしたが、
ドル円は150円を割りました。

プラザ合意後のドル/円の動きは?A

その後、1995年4月には1ドル=79.75円
という超円高を記録しましたが、
1998年8月には147.64円まで戻し、

 

その翌年の1999年11月には
再び円高に進み101.35円をつけました。

 

そして、2002年1月には再び135.04円の高値をつけ、
2004年4月には103.68円、
同年12月には102円を割り込む円高になりました。

プラザ合意後のドル/円の動きは?

しかしながら、2005年に入ると、
FRBが米政策金利の引き上げを継続したことから、
各国との金利差となり、ドルの買戻しが加速しました。

 

同年7月には、ドル円で113円後半まで戻しましたが、
中国が人民元を切り上げたことをきっかけに、
1日で2円以上の下落となりました。

 

その後は、ハリケーン・カトリーナの影響もありましたが、
10月に入るとドル円相場は115円を上抜けし、
上昇基調となっています。

 

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日本の株価大暴落の原因は?

バブル崩壊以降の日本の株価というのは、
13年以上もの長期間にわたり低迷を続けていました。

 

しかしながら、2003年の小泉政権になると、
ようやく金融機関の不良債権処理に目処が立つようになり、
海外からの資金が流入したことから底を打ち、
回復局面に入りました。

 

ただ、2007年頃までは株価も順調に上昇していたものの、
サブプライムローン問題の深刻化と共に暗転しました。

具体的には?

具体的には、海外からの資金が徐々に引き揚げられて
ジリジリと値を下げ、2008年9月のリーマン・ブラザーズの
破綻を契機に下げ足が早まりました。

 

そして、10月に入ると、
世界中の株式市場が歴史的な下げを演じたのです。

 

日本の株価も一時2003年につけたバブル崩壊後の
最安値を下回ってしまう場面がありました。

 

つまり、株価の面では、少なくとも直近5〜6年の景気回復は
なかったことになってしまうほどの状況になってしまったということです。

 

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