外貨準備高とは?/プラザ合意とは?/中東の政府系投資ファンドの動向...

外貨準備高とは?@

外貨準備高というのは、
国が保有する外貨資産のことをいいます。

 

この外貨準備高は、財務省のホームページでは、
毎月「外貨準備等の状況」として公開されています。

 

ただし、
どの国の外貨資産を保有しているのかまではわかりません。

外貨準備高とは?A

ちなみに、一般的には、日本だけでなく多くの国は、
アメリカの国債が大部分だと言われています。

 

なお、外貨準備高の残高は、
貿易立国として日本が世界最大ですが、
近く中国に抜かれるとの見方も強いです。

プラザ合意とは?

プラザ合意というのは、1985年9月に
米国・ニューヨークのプラザ・ホテルで開催された、

 

ドル高是正のために、
各国が協調介入を行うことを決定した、
G5財務省・中央銀行総裁会議の通称のことです。

 

ちなみに、G5というのは、次の5か国です。

■米国
■イギリス
■西ドイツ(現ドイツ)
■フランス ■日本

 

なお、現在は、カナダとイタリアを加えてG7、
あるいは、ロシアを含めてG8となっています。

 

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世界経済の行く末を握っているのはオイルマネー?

中東の政府系投資ファンド(SWF)が、
サブプライム問題による金融危機で苦しむ
欧米の金融機関に多額の出資をしたことが
一時話題となりました。

 

これは、原油輸出で得た外貨が、
世界の株式などに投資されたわけですが、オイルマネーで
先進国の財産を買い漁っているようにも見えます。

 

しかしながら、見方を変えれば、
資金が還流することによって、世界経済のバランスが
保たれていたと考えることもできそうです。

 

また、産油国は、
石油だけに依存した経済からの脱却を目指して、
様々な投資を行っています。

 

その代表的な国として、
アラブ首長国連邦のドバイなどがあります。

 

このような国々からいかにして
インフラ投資の案件を受注するかということについて、
世界中の商社や建機会社、
プラント会社などが争っています。

 

ということで、もはや世界経済の行く末を握っているのは、
先進国だけではなくなっているといえるのです。

 

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