ユーロの特徴は?/自国通貨建て・外国通貨建て...

ユーロの軌跡は?

ユーロは、1999年1月1日から、
非現金取引(帳簿上の取引)が開始されました。

 

そして、2002年1月から、通貨の流通が始まっています。

ユーロの特徴は?

欧州単一通貨であるユーロは、
欧州統合への政治的プロセスの一環として
誕生したとされています。

 

また、ユーロ圏の総人口、GDP、貿易高などが、
アメリカのそれに匹敵していることから、
今後ドルに次ぐ基軸通貨になるとも言われています。

 

ちなみに、2004年のイラク戦争は、
イラクが原油取引をドルからユーロへと変更しようとしたことが
原因であるとも言われています。

ユーロの取引量は?

外為市場でのユーロの取引量は、ドルに次ぐもので、
ドルのおよそ4割ほどの取引量とみられています。

 

ちなみに、FXでは、ユーロ/ドルの取引が、
様々な通貨に影響を及ぼすと言われています。

 

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自国通貨建てとはどのような表示方法なの?

円と米ドルの交換レートというのは、
「1ドル=100円」と表示されるように、

 

円と他の通貨との交換レートもすべて
「1ユーロ=130円」とか「1ポンド=140円」というように、
相手国の通貨1単位に対して
日本円がいくらという表示方法になっています。

 

こうした表示方法のことを「自国通貨建て」といいます。

外国通貨建てとはどのような表示方法なの?

一方、ユーロは「1ユーロ=1.3500ドル」とか、
ポンドは「1ポンド=1.25000ドル」というように、
自国の通貨1単位に対して
相手国の通貨がいくらという表示方法になっています。

 

こうした表示方法のことを「外国通貨建て」といいます。

外国通貨建てを採用している国は?

外国通貨建てを採用しているのは、
ユーロとイギリス連邦加盟国の
オーストラリアやニュージーランドです。

 

なお、カナダも、かつては「1カナダドル=0.9000ドル」
という外国通貨建てだったのですが、
現在は、「1ドル=1.2500カナダドル」
という自国通貨建てを採用しています。

 

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