ポンドの取引の際に注意することは?
ユーロの誕生以降、
対ユーロでの取引が増加していますので、
ポンド円で取引をする際には、
ユーロポンドのレートにも注目する必要があります。
通貨の中でも、特にポンドは、値動きのあらい
チョッピーな動きをすることでも知られていますので、
FX取引の初心者は、
特に注意して取り扱った方がよいと思います。
ポンドの特徴は?
ポンドの最大の特徴は、ユーロや日本円と比較して、
短期的な値動きが大きいことがあげられます。
ドル円の変動幅は年間で14円程度ですが、
ポンド円は1か月で10円程度の変動幅があっても
不思議ではありません。
値動きが激しいということは、
負ける可能性も高いということです。
つまり、ポンドは、
ハイリスク・ハイリターンの通貨だということですね。
ちなみに、
FXで大きく稼いでいると言われている個人投資家は、
このポンドで利益を上げているといわれています。
なお、基軸通貨は、英国のポンドからドルに移行しましたが、
いまだに1ポンド=1ドルを下回ったことはありませんし、
今後も下回ることはないと言われています。
ポンドの値動きは?
ポンドは、1985年9月のプラザ合意後も
300円を超える水準で取引されていました。
しかしながら、1992年10月には、
史上初の200円割れをしています。
これは、ジョージ・ソロスなどの国際投機筋に
ポンド売りを行われたのが原因でした。
また、1992年8月までは244円台でしたが、
年末には190円を割り込み、さらにその後も下落が続き、
1995年には一時的に130円割れとなる局面もありました。
その後、1998年には230円台を超えますが、
2000年9月には円高ドル安やユーロ誕生などを背景に、
再び160円を割り込むこととなりました。
そして、2004年から2007年のサブプライムショックまでの間は、
189円〜208円の間でもみ合いとなっています。
なお、
米国のサブプライム問題により急激な円高が進んだ結果、
2009年1月には史上最安値となる118.810円をつけています。