クリック365のメリット・人気は?

クリック365とは?

クリック365は、他商品である
次のような取引で発生した損益を合算して、
課税申告することができます。

■日経平均先物などの取引所有価証券先物取引
■金先物などの取引所商品先物取引

クリック365のメリットは?

つまり、日経平均先物で損をしていれば、
税金が安くなる可能性があるということです。

 

また、クリック365で損をした場合には、
翌年以後3年間にわたり、
雑所得などの金額から繰越控除ができます。

 

これは、今年、税金の控除額以上の損をした場合には、
それは繰り越され、来年利益が出たとしても、
繰り越された損益を合わせて計算し、
次の年に支払う税金が安くなる可能性があるということです。

 

なお、こうしたメリットは、
相対取引でのFXでは考慮されません。

 

※かつては上記のような取扱いだったのですが、税制改正により、現在では、クリック365と相対取引のFXでの差はなくなっています。

 

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クリック365の人気は?

クリック365のスタート時は低調なものとなり、
初日のドル円の売買高は、わずか26万ドルに
とどまったようです。

 

現在、FXの取引業者は300社を超える
と言われていますが、参加したのはわずかに5社のみで、
2005年9月末でも7社程度でした。

 

この低調な理由としては、
相対取引で人気や実績のあるFX業者が
参加を見送ったことが大きかったようです。

 

また、取引通貨がドル円、ユーロ円、ポンド円、
オーストラリア・ドル円の4種類しかなかったことも
不人気の理由の1つとなったようです。

 

さらに、スタートした2005年7月は、
改正金融先物取引法が施行された日でもあり、
相対取引の信頼性が高まっていることが
背景としてあったということもいえるでしょう。

 

そして、相対取引では、
手数料完全無料の取引業者が存在するのに対して、
クリック365に参加しているFX業者では
手数料が必要になるということも弱点になったようです。

 

このように、クリック365は税制上のメリットを打ち出しつつも、
低調なスタートとなったのですが、
その将来性については未知数です。

 

よって、FX会社を選択する際には、
取引所でのFXと相対取引でのFXの違いを
しっかり理解したうえで、選ぶことが大切です。

 

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