5つの線以外の指標とは?@
一目均衡表には、
目に見える部分とそうでない部分があります。
具体的には、目に見える部分としては、
ローソク足、基準線、転換線、雲、遅行線があり、
そうでない部分としては、
基本数値、体等数値、型譜(足型)、均衡表計算値、
新値、準備構成などがあります。
5つの線以外の指標とは?A
一目均衡表を使いこなすためには、
本来であれば、これらのすべての指標を
総合的・多角的に考える必要がありますが、
現実的には、
一目均衡表の研究家でもない限り、
これらの指標をすべて押さえるのは
なかなか難しいと思われます。
よって、実際には、直感的にわかりやすい、
すなわち目に見える部分を読み解くことにより、
相場の動きを判断していくことになります。
一目均衡表を使う際のポイントは?
一目均衡表を使う際には、
常に売り手と買い手の力関係が
どのようになっているのかを考えることが重要です。
今はパソコン上で、一目均衡表が
簡単に表示されると思いますが、
毎日、一目均衡表を見続けて、
自分自身で、売りか買いかを
判断し続けることが大切です。
基本条件以外の条件は?
前述の基本条件にも、
次のような特徴を見出すことができます。
●相場が強ければ、転換線を割り込まずに推移し、
転換線を割り込んだところから目先の調整に入る。
●相場が強ければ、雲の水準までの押し目はない。
●それまで基準線を割り込まなかった相場が、基準線を割り込み始めると、
比較的大きな調整に入る可能性がある。
●先行スパン上限線水準で押し目をつけた後、
基準線を超えられずに戻りを売られると雲を割り込みやすくなる。
●下落局面では、基準線までの戻りはほとんどない。
●遅行線が日々線や先行スパンを割り込むところでは大きな売りが出る。...など
即座に判断できるように
上記のような特徴の
一つひとつは非常に重要です。
しかしながら、一目均衡表は
一目見て今の現状が
売りか買いかを判断する指標ですから、
実際のチャートと、
一々突合せて考えすぎてしまっては、
このツールの良さを活かすことができなくなってしまいます。
なので、雲の下限線に叩かれたら売りとか、
転換線を超えたら買いなどというように、
ぱっと見ただけで
売りか買いかの判断ができるように
訓練する必要があります。