金投資は円安になると儲かる?

金投資の円安時に受けられるメリットとは?@

日本国内で金(ゴールド)を売買する場合には、
1g当たりの国内金価格を基準に算出されます。

 

一方、国際金価格は、
1トロイオンス(およそ31.1035g)当たりの
ドル建ての価格となっています。

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つまり、国内金価格というのは、
次のように、国際金価格を31.1035で割ってから
1g当たりに計算しなおし、
為替レートをかけたものとなります。

 

⇒ 国内金価格=国際金価格÷31.1035×為替レート×消費税

 

例えば、為替が、1円円安に動いた場合を考えてみます。

 

@ 1000ドル÷31.1035×100円×1.05=3,375円
A 1000ドル÷31.1035×101円×1.05=3,409円
B @−A=34円

 

このケースでは、為替が1円円安に動くと
その差は何と、34円にもなります。

 

よって、為替が1円円安に動くと、
国内金価格も上昇しますから、
円高時に金投資を開始し、円安局面で売却すれば、
効率よく資産を増やすことができることになります。

有事の金とは?

昔から、戦争など有事の際には
金(ゴールド)が買われると言われています。

 

2001年9月11日の米国同時多発テロのときには、
まさにこの“有事の金”が証明されました。

 

というのは、株や債券、ドルなどが暴落する中で、
金価格だけが急騰したからです。

 

その後も北朝鮮によるミサイル発射などをはじめとして、
地政学的リスクが台頭するたびに金価格は急騰しています。

 

最近ですと、サブプライムローン問題に続いて、
リーマンショックなど、世界的な金融不安も
“有事”として金価格を押し上げる要因となっています。

 

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