銀価格に影響を与える要因は?

銀市場と投機マネー@

一般に貴金属市場というのは、
株式市場や債券市場に比べて大きくありませんから、
投機マネーに狙われやすいといえます。

 

つまり、株式市場ほど多額の資金をつぎこむことなく、
相場を左右することが可能であるということです。

銀市場と投機マネーA

銀市場も例外ではありませんので、
投資マネーが流入すると、価格は乱高下します。

 

乱高下すると、
短期売買で利益を得やすくなりますので、
ますます投資マネーが流入することとなり、
さらに変動が激しくなるという循環になっていきます。

 

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銀価格に影響を与える要因は?

銀価格に影響を与える要因としては、
次のようなことが考えられます。

 

●短期的には、金融・経済危機の影響によって、
宝飾品、銀貨需要は横ばいである。

 

●中長期的には、景気が回復し、宝飾品、
銀貨需要は増加すると考えられる。

 

●中長期的には、銀ETFなどの伸長によって、
投資需要が増加すると考えれる。

 

●中長期的には、銀ETFが銀価格の下支え要因となる。
ただし、長期保有が前提とはいえ、
いつかは利益を確定させるために手放すので、
そのときには価格の下落要因となる。

 

●ヘッジファンドの利益確定売りがあるときには、
銀価格は下落する。

 

●チリ、中国、オーストラリア、メキシコなど産銀国の状況を見ますと、
増産意欲が継続していることから、
今後も産銀量はコンスタントに増加していくものと考えられます。

銀ETFが銀価格の下支え要因といわれる理由は?

銀ETFは現物拠出型ですから、
純資産残高が増えれば増えるほど、
保有する現物も増えていきます。

 

その分、市場に出回る現物の量は減りますので、
銀相場は上昇していきます。

 

これが、銀ETFが銀価格の下支え要因といわれる所以です。

 

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