世界の金(ゴールド)の五大市場とは?@
一般的に、世界の金(ゴールド)の五大市場
といった場合には、次の市場を指します。
■ニューヨーク ⇒ 先物価格の指標となっています。
■ロンドン ⇒ 現物価格の指標となっています。
■スイス ⇒ スイス三大銀行間取引の指標となっています。
■香港 ⇒ 欧米市場の橋渡しの役割を担っています。
■東京
世界の金(ゴールド)の五大市場とは?A
世界の主要な金市場では、
ドル建てによる取引が行われていますが、
日本の金市場においては、
すべて円建てにより取引が行われています。
なので、国内金価格は、
国際金価格のボラティリティ(変動率)以上に、
その時々の為替相場(ドル/円相場)の
ボラティリティによって大きく左右されることになります。
国内金価格と国際金価格の関係は?
新聞やニュースなどを見ていますと、
「国際金価格は円高ドル安が進んだことから上昇に転じた」
ですとか、
「国際金価格はユーロ高ドル安が進んだことから上昇した」、
あるいは
「ドル安によって投資マネーが商品市場に流入した」
などといった表現をよく見かけると思われます。
こうしたときに、
国際金価格と為替相場(この場合は特に米ドル)
との関係がよくわからないと、
なぜそのようになるのか、
わからなくなってしまうかもしれません。
そもそもニューヨークの
国際商品市場(コメックス)の商品価格というのが、
ドル建てで表示されていることから、
その時々の世界中で取引される
取引価格のバローメーターになっているのです。
なので、ドル安と国際金価格との関係は、
当然のこととして、
その他の貴金属や原油、穀物などの
国際商品価格との間にも該当することになるのです。
なお、ロイター・ジェフリーズ・CRB指数というのは、
このような国際商品価格の動向を示す代表的な指標の1つです。